季節の変わり目 予防と対処法①
秋は温度はもとより、気圧の変化も日々激しく変わる傾向にあります。それらによって、自律神経に乱れが生じ、体調がすぐれない方がたくさん出てまいります。当院にもそのような方からの相談が増える時期ではあります。
3回にわたり、予防と対処法を詳しく説明します。
①朝食を必ず食べる
1日3食を守ることが大切です。特に朝食は、寝ている間に下がってしまった体温を上げ、自律神経を整えるのに大きな役割を果たします。
1日のはじまりである朝食を充実させることで、その日のカラダの調子がととのい、生活のリズムがつくられます。ポイントを紹介します。
起き抜けに水を飲もう!
朝は睡眠中に優位になっていた副交感神経と交感神経が入れ替わるタイミング。
副交感神経を下げすぎないように1杯の水を飲みましょう。また、朝一は体温が下がりやすいのでなるべく常温がおすすめです。
決まった時間に朝食を食べよう!
生活リズムが乱れると、自律神経も乱れやすくなります。決まった時間に朝食を食べてリズムを作ることが大切です。食べるタイミングは家をでる直前より、起床後20~30分以内がおすすめです。平日と休日でも2時間以上はずらさないようにしましょう。
ゆっくり食べよう!
食事中は交感神経が優位になりますが、消化吸収を助けるのは副交感神経です。
食事中に上がる交感神経とのバランスをとるため、できれば20分程かけてゆっくり食べて副交感神経を高めましょう。
自律神経をととのえるおすすめの朝食
やる気が出ない・疲労感がある・だるいといった症状が続いて
交感神経も副交感神経も低下している時におすすめ
たんぱく質×発酵食品の組み合わせで、自律神経のバランスを高く保ちましょう!
例) ごはん、焼き魚、漬物、卵入りの味噌汁
イライラする・寝不足が続いて
交感神経が優位になりすぎた時におすすめ
カルシウム×食物繊維の組み合わせで副交感神経を高めましょう!
例) 牛乳、オートミール、りんご、プルーンヨーグルト