季節の変わり目 予防と対処法②
秋は温度はもとより、気圧の変化も日々激しく変わる傾向にあります。それらによって、自律神経に乱れが生じ、体調がすぐれない方がたくさん出てまいります。当院にもそのような方からの相談が増える時期ではあります。
今回は第2回。
②適度な運動をする
ウォーキングや軽めのランニング、水泳など、ゆっくり長くできるものがおすすめです。なかでも水泳は自律神経の働きによい刺激を与えてくれます。体温より低い水の中でゆっくり体を動かすと、体の代謝がじわじわと上がっていきます。クロールや平泳ぎを何キロも泳ぐ必要はありません。水の中をゆっくり歩くだけでも効果があります。当院の近くでも1回数百円で入水できるプールがあります。また、ランニングを急に行うとかえって不健康になってしまいます。まずは、朝方に家の周りを5分でも散歩してみてはいかがでしょうか。
プールで水中歩行
週に1,2回プールに通ってみてはいかがでしょうか。
水中歩行では、筋肉や関節への負担が軽くなり、腰や膝の痛みも軽減するため、地上でランニングやウォーキングより楽に体を動かすことができる。特に背中やお尻、太ももの裏側など普段よく使う筋肉を緩める作用が大きく、リラックス効果もあるという。一方、浮力が働く状態は、日ごろ鍛えにくいインナーマッスルを使った動きができるという利点もあります。
家の周りを軽く散歩
寒くなると朝は外出したくなくなりますが、早朝太陽に浴びて家の周りを散歩することは、予防のひとつです。ただし、食後すぐの運動は胃への負担が大きくなるため、1時間以上空けてから行いましょう。また、ダイエットや肥満解消を目的としたウォーキングなら、夕食でとりすぎたエネルギーを就寝前に消費するためにも、寝る前に行うのがおすすめです。